お父さんと呼ばれたい

戻る 隣の部屋からみーみの激泣きが聞こえる。 慌てて駆けつけると、誰もいない。 妻はトイレに入っているのだろう。 みーみはどんな思いでいるのだろう。 まだ視力も十分ではない。 不安に感じたり、不快を感 ...

戻る 育児の主役は母親だ。 こんなことを書くと世のフェミニストから叩かれるかもしれないが、これは動かしがたい事実だ。 男には、胎内で子どもを育てることはできないし、母乳を与えることもできない。 もちろ ...

戻る 今日は２ヶ月健診。 ２ヶ月も経つと、命の確かさが感じられるようになる。 これまでのように、手を放した瞬間に散ってしまうような、はかなさは感じられなくなってきた。 体重は５キロ。 今回もピッタリ標 ...

戻る 書斎で仕事をしていると、妻がやって来た。 「うんちの色が変だ。病院に行く。」 うんちの着いたおむつを持って病院に向かった。 先生は一目見るなり、「大丈夫です。」 念のため簡単に診察してくれたが、 ...

戻る 今日は1ヶ月健診。 まずは、１ヶ月間生きてくれたことに感謝。 病院の待合室には元気に泣き叫ぶ赤ちゃん。 それに比べると、みーみはおとなしい。 体重は4.2キロ。生まれた時が3.2キロだから、ちょ ...

戻る 妻が買い物にでかけた。 その間は、私が子守。 みーみは、切ないまで可愛く、そして、ひ弱だ。 いい学校に行かせたいという親としての願望もあるが、まず生きてほしい。 普通に生きてくれればそれでよい。 ...

戻る おむつを交換しようとすると、何か変だ。 いつもと景色が違う。 おむつの上に、黒いレーズンが落ちている。 あれ！あれ！あれ！ へその緒だ。 慌てて妻を呼ぶ。 妻がチェックする。化膿はしていない。Ｏ ...

戻る 今日は出生届を出した。 この世に、みーみという人間が生まれたという証が記録された。 人生は始まったばかり。 あせる必要はない。 前を向いて進んでほしい。 進む

戻る 妻が可愛がる。 妻の母が可愛がる。 妻の父が可愛がる。 私が可愛がる。 私の母も病室のベッドから可愛いがっている。 私の父も天国からかわいがっているだろう。 みーみは、愛されるみんなの共有物だ。 ...

戻る みーみは、今日も元気だ。 生きている。 生きてくれていだけで、嬉しい。 当たり前ではない。 赤ちゃんは、生きているだけで奇跡だ。 奇跡が毎日続いている。 進む