何かつかまるものがあれば、それを頼りに立ち上がろうとする。
何度でもチャレンジを続ける。
思うように立ち上がれない時は、泣きながらがんばる。
みーみが頑張り屋なのか、人間の本能なのか。
人間のDNAにプログラムされた本能なのだろうか。
つかまったものが不安定だったりすると、みーみも一緒に倒れることもしばしばだ。
一日に何度も倒れる。
慌てて駆け寄ると、大声で泣き始める。
倒れるのも訓練とは思いつつも、ハラハラして見ていられない。
でも、面白いことに気づいた。
倒れてもすぐに泣き出すわけではない。
しばらく周囲を見渡してから泣き始める。
まるで親の動きを確認しているかのようだ。
放っておけば、何事もなかったかのように座り直して、ニヤリとするのかもしれない。
そして、今まで通りに立ち上がろうとするのかもしれない。
そんなことを妄想しつつも、駆け寄らずにはいられないのが親の定めである。