妻がみーみの前に見慣れぬものを並べ始めた。
コップのような容器、何やらゲル状の得体のしれないもの、そして、スプーン。
どうやら離乳食のようだ。
みーみが口を開けた隙きに、妻がスプーンをみーみの口に突っ込む。
みーみは慌てて口を閉じる。
妻は2口目のチャンスを伺うが、みーみは口を開けない。
スプーンを口に近づけると顔を背けてしまった。
子どもは日々成長する。
今日は離乳食を嫌がっているが、遠からず喜んで食べるようになるだろう。
もう少しで生後6ヶ月になる。
これまで無事に生きてくれことを、神様仏様、妻、妻の家族、病院スタッフ、そしてすべてのものに感謝する。