育児の主役は母親だ。
こんなことを書くと世のフェミニストから叩かれるかもしれないが、これは動かしがたい事実だ。
男には、胎内で子どもを育てることはできないし、母乳を与えることもできない。
もちろん私も可能な限り子守をしているが、母親には勝てないと感じる。
妻がトイレや風呂に入ると、みーみはすぐに泣き始める。
1分ともたない。どうしてわかるのかと感心してしまう。
私が駆けつけて抱っこするも泣き止まない。
早くトイレから戻ってきてくれと祈りながら抱っこを続けるしかない。
みーみが私の乳首をまさぐる。
肘や手首や指はまだ思うように動かないが、それでも乳首を求める。
そして、母親ではないことを確信すると、泣き声は一段と大きくなる。
「お母さんじゃない」
はい、僕はお母さんじゃありません。
でも、みーみを思う気持ちは同じだよ。