しばらく仕事で出張していた。
家に戻ったのは夜遅く、みーみは寝ていた。
翌朝、みーみは起きてくると、「パパ、おはよう」と話しかけてきた。
涙が出そうになった。
妻が耳打ちした言葉を繰り返しただけだし、昼になっても夜になっても「おはよう」を繰り返している。
意味がわかっていないことは明らかだ。
父親が喜んでいることだけは明確に感じて、同じ言葉を繰り返しているのだろう。
それでも嬉しい。
子どもはこうして成長していくのだろう。
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