命をつなぐ

【2月】荒野に

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隣の部屋からみーみの激泣きが聞こえる。

慌てて駆けつけると、誰もいない。

妻はトイレに入っているのだろう。

みーみはどんな思いでいるのだろう。

まだ視力も十分ではない。

不安に感じたり、不快を感じたら泣き声を上げることしかできない。

それでも、誰も来てくれなかったら、ますます不安になるだろう。

荒野に一人取り残されたような不安を抱くだろう。

「みーみごめんね、みーみごめんね」

僕はそう繰り返しながら抱きしめた。

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