病院のスタッフが時々やってきてアドバイスをしてくれた。
ありがたい。
でも、みーみを引き取ってくれる様子はない。
今夜は泊まりのようだ。
午後11時。
みーみはいくら見ていても飽きないが、さすがに眠くなってきた。
その時、みーみが急に泣き出した。
妻は抱っこしながら病室の中を歩き始めた。
お腹が痛いのは治ったのだろうか。
みーみは泣き止まない。
もう起きていられない。限界だ。
「眠い?」
妻が助け舟を出してくれた。
「ごめんなさい、寝ます。」
そう宣言して、病室のソファに横になった。