早朝の電話で目が覚めた。電話に出ると、「子どもが生まれそう。病院に行く。」という声。
出産のために今日入院する予定になっていたが、早めに産気づいたようだ。
お腹が膨らんで階段の上り下りが危ないので、妻は1階で寝ていた。2階で寝る私に電話をかけてきたのだ。
服を着て下に降りると、妻は病院に行く準備をしていた。まもなく到着したタクシーに乗って病院に向かった。
帝王切開をすることになった。病室で待つように指示を受けたので病室で待っていた。
いつまで経っても連絡がないので、いてもたってもいられず、分娩室に向かった。
分娩室の隣の新生児室に保育器が並んでいた。その中に「みーみ」の名前を見つけた。